健康診断で中性脂肪の値が引っかかり、ドキっとした人はいませんか?
実は、中性脂肪が高いと診断されるのは40代男性の約4割にも及びます。ドキっとしたのはあなただけじゃないんですね。
そんな人のために、中性脂肪が高いと何がいけないのか、どうやって下げたらいいのか、飲むべきサプリは何なのか、知りたい情報を全てまとめました。
最後まで読めば知識はバッチリ、会社でもちょっと自慢できる情報をぜひチェックして下さいね。
食べ過ぎ飲み過ぎで中性脂肪が増える事は知られていますが、そもそも中性脂肪とは何なのでしょうか。まずは、いまさら人に聞けない中性脂肪の基本から説明していきます。
まず、中性脂肪とは魚や肉、人体の脂肪の大部分を占める成分です。アルカリ性でも酸性でもない、中性を示すので中性脂肪と呼ぶんですね。
なので、体についている体脂肪、お腹にポッコリ溜まる内臓脂肪も、血液中の脂も中性脂肪と言えます。
脂肪は内臓を体に固定したり守ってくれる大事な組織ですが、多すぎると健康を害する事もあるんです。
人間は食事を食べて消化し、糖に変えて体に吸収してエネルギーとして使いますが、余った糖は肝臓で脂肪に変えられ、あちこちに蓄えられます。
その過程で吸収、合成された脂肪を全身に運ぶため、血液に中性脂肪が流れ出るんですね。だから、血液検査で中性脂肪の数値が測れるんです。
しかし、脂肪はラードやバターのようなものなので、そのままでは血液を流れてはくれません。そこで、脂質やコレステロールをタンパク質で包んだ、リポタンパク質という形で血液を漂っています。
なので、血液が普通に流れていても、実は中性脂肪でギトギトという事もあるんですね。
血液中に脂が多いだけで健康上のリスクが上がるなんて、どんな仕組みなの?と思った人もいますよね。実は、多すぎる中性脂肪はこんなにも人体にダメージを与えるんです。
まず、中性脂肪が増えると悪玉コレステロールを回収してくれる善玉コレステロールが減ってしまい、血管内が脂肪と悪玉コレステロールだらけになってしまいます。
この理屈から、中性脂肪とコレステロールは一緒に増える場合がすごく多いんですね。この中性脂肪やコレステロールが増える事を脂質異常症と呼びます。
脂質異常症を放置すると、中性脂肪やコレステロールが血管を傷つけて狭くし、やがては脆くボロボロになる動脈硬化を引き起こしてしまいます。
血管は体中に栄養や酸素を運ぶ重要なパイプラインであり、もし切れたり詰まったらその先の組織が死んでしまって大変な事になるんですね。
考えてゾッとするのが、もし脳や心臓の血管が切れたり詰まってしまった場合です。
血管が詰まれば脳梗塞や心筋梗塞、切れてしまったら脳内出血など、突然死に繋がるんですね。
そうならないよう、中性脂肪を下げる対策が必要と言えます。
突然死に繋がる以外にも、中性脂肪を溜め込む事で肥満症になる害もあります。
肥満症は、体重を身長(メートル単位)の2乗で割ったBMIという基準で判定します。BMI25が肥満のボーダーラインであり、例えば身長160cmの人なら体重64kg以上が危険ゾーンですね。
肥満症は動脈硬化による突然死のリスクが高まるだけでなく、高尿酸血症、脂肪肝、関節症、腰痛症、睡眠時無呼吸症候群、生理不順など、様々な体調不良も招く深刻な病気になります。
中でも、最も動脈硬化になりやすい肥満症のタイプが、お腹周りが大きい内臓肥満型の人です。俗にりんご型肥満とも言いますね。
腹囲が男性85cm女性90cm以上と大きく、脂質異常症や高血圧、高血糖などを同時に発症している人をメタボリックシンドロームと呼びます。
内臓脂肪が蓄積していると動脈硬化が進みやすく、突然死のリスクも高くなります。その事から、近年はお腹ぽっこり型の肥満に注目するようになったんですね。
「いやぁ、中年太りかな?」で済まさず、しっかり体重と腹囲、中性脂肪をコントロールしましょう。
また、中性脂肪が増えて内臓に溜まるという事は、内臓の機能を損なうという意味でもあります。
中でも、食事から得た糖質を脂肪に変える肝臓は1番内臓脂肪を溜め込みやすく、パンパンに脂肪で膨らんだ脂肪肝になってしまいがちです。
脂肪肝は肝臓が膨れるだけでなく、脂肪が原因の炎症で肝臓の機能が損なわれ、血液検査の肝機能値、ALT(GPT)・AST(GOT)・γ-GTPにも異常が現れてきます。
脂肪肝のうちはほぼ無症状ですが、最後には肝硬変や肝臓がんなど命に関わる病気に進行する事もあるので要注意の症状なんですね。
幸いな事に肝臓に溜まった脂肪は落ちやすいので、初期段階なら少しのダイエットでも肝臓が回復するのが救いです。そして、早く対処すれば落としやすいのは中性脂肪も同じですね。
動脈硬化にせよ脂肪肝にせよ、中性脂肪の値が高いまま放置すると命に関わる事もあります。そうならないために、中性脂肪の値を自宅で下げる方法を紹介しますね。
では、1番大事な中性脂肪を下げる方法について説明したいと思います。自宅で出来て簡単なものばかりなので、コツコツ続けて数値を下げていきましょう。
まず大事なのが、食事の改善や運動などのダイエットです。肥満症の人はもちろん、体重が標準の範囲でもウエストが太くて内臓脂肪がついている人は体を絞る事が大事なんですね。
油や糖はもちろん、白いご飯やパンなど糖質の多い炭水化物も中性脂肪が増えやすい食べ物です。主食を玄米やライ麦パンに切り替えるだけでも、糖質の吸収がゆるやかになって中性脂肪対策に有効ですよ。
また、運動は血中の糖が消費されて中性脂肪の生成が減るので、即効性のある中性脂肪対策と言えます。
早歩きやダンス、水泳、サイクリングなどの有酸素運動を1日30分、1週間で180分くらいするのが効果的なので、このチャンスに習い事やスポーツを初めても楽しいですね。
そして、食事の仕方を変えるのも中性脂肪対策になります。できる範囲からスタートしてみて下さいね。
和食はカロリーや脂質が少なく、ダイエットに向く献立です。作るのが面倒でも、外食する時に和食のお店を選ぶなどの工夫でも良いでしょう。
また、ご飯はきちんと食べる事も大事です。食事を抜くと体が飢餓状態になり、栄養を溜めようと脂肪を生成しやすくなります。寝る直前の食事も脂肪になりやすいので、早めにご飯を済ませるのもコツですよ。
また、急いで食べると満腹感が少なかったり、味が濃いおかずだとご飯が欲しくなって食べ過ぎてしまいます。ゆっくりよく噛んで、薄味の食事を食べるのがベストです。
ちょっとの工夫で食事の量やカロリー、糖質、中性脂肪を一気に減らせるので、ぜひ試してみましょう。
あと、お酒好きな人は量を減らすか禁酒するのがおすすめです。お酒は糖質が多く、それがすぐ中性脂肪に化けてしまうからなんですね。
飲むなら糖質フリーのものか、糖質が控えめなハイボールやワインが良いでしょう。梅酒やビール、焼酎は糖質が多いので避けたいところです。
そして、できるなら禁煙もしましょう。タバコのニコチンは脂肪分解酵素や肥満を抑制するアディポネクチンの分泌を妨げて中性脂肪の値を高くしてしまいます。
これを禁煙や禁酒のチャンスと思って、体内をキレイにする生活を心がけるのも良いですね。
他にも、中性脂肪を下げるサプリメントを飲むのも良いですね。
糖質や脂質の吸収を抑えたり、脂肪を燃えやすくする成分が入っているので、毎日の生活にプラスするだけで中性脂肪対策に有効なんです。
成分の紹介やサプリの選び方はちょっと専門的な話題なので、次で詳しく説明しますね。
中性脂肪対策に良いサプリの作用は大きく分けて2種類で、糖質や脂質など中性脂肪のもとを吸収させないタイプ、中性脂肪を燃えやすくするタイプに分かれます。
中でもおすすめなのがこの3つの成分なんです。
まず、最もメジャーなサプリメント成分が難消化性デキストリンです。難しそうな名前ですが、簡単に言うと食物繊維の一種なんですね。
糖質や脂質をからめ取り吸収する前に排泄するので、ダイエットや中性脂肪対策に最適なんです。スーパーで見かけるトクホのお茶に入っている成分としても有名なんですよ。
摂取するのはサプリメントなどの錠剤も良いですが、難消化性デキストリン入りの青汁やスムージーなら、水分でぷるんと膨らみ満腹感が高まるメリットがあります。
食前に飲めば食べ過ぎが防げるので、ダイエットにも中性脂肪対策にも広く役立つんですね。
他にも、血管や血液中の血球を柔らかくする事で血液をサラサラにし、中性脂肪の代謝をスムーズにしてくれるDHAやEPAもおすすめです。
EPAは中性脂肪対策の医薬品として売られている成分でもあるので、信ぴょう性では他の有効成分を1歩リードする存在ですね。
血管を強くしなやかにするので動脈硬化対策に良く、突然死を防ぎたい人には必須の成分と言えます。
また、血管をケアして中性脂肪の代謝も助けるヘスペリジンも頼りになるサプリメント成分です。みかん由来の成分で、別名ビタミンPとも呼ばれます。
ヘスペリジンはもともと動脈硬化や中性脂肪、コレステロール対策にも有効なビタミンですが、さらに吸収しやすく加工したヘスペレチン、モノグルコルヘスペリジンならもっとパワーが期待できるんです。
ヘスペリジン系サプリで中性脂肪対策するなら、ぜひ吸収しやすいタイプを選んで下さいね。
ただ、中性脂肪を下げるサプリと言われても、どのメーカーからどの成分のサプリが出ているのかわかりませんよね。
そこで、成分やコスパから選んで間違いない中性脂肪対策サプリをランキング形式で紹介します。
DHAとEPA、ナットウキナーゼ配合の高品質サプリ
さくらの森のきなりは、吸収率を極限まで高めたDHA・EPAサプリで、累計販売数15万袋突破の実績のあるサプリメントです。
1度の摂取で合計約500mgものDHAとEPAが補えるコストパフォーマンスがとても高いです。また、そのDHAとEPAを酸化から守るアスタキサンチン配合のクリルオイルでDHA・EPAを損なうことなく体に吸収することができます。
更に、日本古来の健康酵素のナットウキナーゼも配合されており、生活習慣病予防に高い効果が期待できます。
今なら送料無料で安心の15日返金保証なので、試してみてはいかがでしょうか
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内容量 | 約1ヶ月分(120粒) | 送料 | 送料無料 |
DHA含有量 | 450.8mg | EPA含有量 | 49.0mg |
リーズナブルなのに有効成分たっぷり!DHA&EPAオメガプラス
DHA&EPAオメガプラスは、DHAとEPAの合計量が857mgとランキング内でもトップクラスです。
そこまで有効成分たっぷりでも値段はリーズナブル、かなりおすすめ度の高いサプリなんですね。
酸化を防ぐビタミンEやアスタキサンチンも配合なので、DHA・EPAの成分が壊れないのも安心ですよ。
生姜オイルがめぐりを高め、中性脂肪を燃やす手助けをしてくれるのも◎ですね。
飲む分量は1日4粒から6粒ですが、おすすめは1日6粒の最大量コースです。
より強力に魚不足を補って、中性脂肪対策に力を発揮してくれますよ。
とにかくたっぷりDHA・EPAを摂取して早く結果を出したいなら、DHA&EPAオメガプラスですね。
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DHA・EPA含有量 | 857.0mg |
赤ちゃんの脳とママの美肌を考えたDHA・EPAサプリ
ハグラビの特徴はママには美肌を、お腹の赤ちゃんには発達した脳とアレルギーになりにくい体質をプレゼントしてくれる事です。
DHAを含んだクリルオイルや、脂肪酸のバランスに作用してアレルギーなどを抑える亜麻仁油がその効果の秘密なんですね。
特にDHAは小さいうちに摂取すればするほど記憶力を高め、脳細胞のつながりを増やしてくれます。なので、妊娠中に飲んでおくのが最もオススメなんですよ。
妊娠中や忙しい子育ての中でも、このサプリひとつでママも赤ちゃんもケアできるのが嬉しいですね。
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DHA・EPA含有量 | 合計300mg |
中性脂肪やコレステロール値の安定、ダイエットにピッタリなDHA・EPAサプリ
EPAは脂肪の代謝を助ける作用があり、血中の中性脂肪や体脂肪を減らすのに効果的な栄養素です。そのEPAの量がダントツで多いサプリが、さかな暮らしダブルなんですね。
DHAも中性脂肪対策に有効ですが、よりEPAのほうが脂肪代謝を助ける力が強い成分です。その証拠に、EPAを配合した中性脂肪値を下げる医薬品も存在するんです。
さかな暮らしダブルはその医薬品の配合にかなり近く、中性脂肪低下の作用を大々的に宣伝できる機能性表示食品として消費者庁に届け出も出しているサプリなんです。
また、中性脂肪を抑えるとコレステロール値も改善する場合が多いので、さかな暮らしダブルはコレステロール対策にも有効です。
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内容量 | 180袋(約1ヶ月分) | 送料 | 2袋買えば無料 |
DHA含有量 | 260.0mg | EPA含有量 | 600.0mg |
DHA・EPAの配合量が多く値段もリーズナブル
大正DHA・EPAは、DHA・EPAの合計量が600mgと他のサプリよりも多いのが特徴です。ただ、ほぼDHA・EPAのみで作られているサプリメントなので、それ以外の有効成分も欲しいところですね。
シンプルな配合なので、他のサプリメントにDHA・EPAも追加して飲みたい人にオススメです。
製薬会社のDHA・EPAサプリなので信頼と安心もオススメのポイントですね。
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内容量 | 5粒×30袋(約1ヶ月分) | 送料 | 送料無料 |
DHA含有量 | 400.0mg | EPA含有量 | 200.0mg |
ここまでの話で、中性脂肪は低く抑えれば安心な事がわかりましたね。でも、自分の中性脂肪の値はどれくらい危ないのか、今すぐに知りたい人もいるのではないでしょうか。
そこで、中性脂肪の基準値や健康診断書の見方も説明したいと思います。
数値(mg/dL) | 診断 |
---|---|
29以下 | 低すぎるので要注意 |
30〜149 | 健康な範囲 |
150〜499 | 高すぎるので要注意 |
500以上 | 異常に高い数値 ※病気が疑われる事も |
日本人間ドック学会の基準では、ベストなのは30〜149mg/dLの範囲とされています。150mg/dL以上の数値は中性脂肪が高すぎると言えるんですね。
稀に、きつすぎるダイエットや体質、肝臓や甲状腺の病気で異常に中性脂肪が下がる場合もありますので、低すぎる場合も必ず病院を受診しましょう。
中性脂肪の値が150mg/dLより高い場合は、ドクターがほかの健康診断結果と見比べたり、喫煙や遺伝が原因でないかなど、問診や診察を経て治療方針が決まります。
特に注意が必要なのが、1,000mg/dLを超える場合です。ここまで数値が高くなると、急性膵炎や胆石などすぐに手当てしないといけない病気の可能性が高まるんですね。
膵炎も手当てが遅れると死亡する事もある病気なので、疑いがある場合は必ず病院へ行きましょう。
ただ、ちょっと気になるのが「みんなの中性脂肪はどれくらい?」という事ですよね。引っかかっているのは自分だけなのでしょうか。
年代 | 男性平均値(mg/dL) | 女性平均値(mg/dL) |
---|---|---|
30代 | 123.7 | 106.3 |
40代 | 124.1 | 118.7 |
50代 | 123.5 | 131.8 |
60代 | 114.2 | 128.1 |
70歳以上 | 109.1 | 115.4 |
30〜149mg/dLが健康な範囲だと考えると、意外にみんな高いですね。そうなんです、けっこうみんな健康診断に引っかかっているんです。
国の平成27年度の国民健康・栄養調査を見ても、中性脂肪値が150mg/dLを超える人がけっこういます。実際のデータを紹介しますね。
年代 | 男性 | 女性 |
---|---|---|
30代 | 42.1% | 11.1% |
40代 | 42.5% | 18.2% |
50代 | 47.3% | 26.7% |
60代 | 45.5% | 35.5% |
70歳以上 | 42.4% | 33.8% |
男性は年齢に関わらずおおよそ4割の人が健康診断で中性脂肪の値に引っかかっており、女性も50代になると中性脂肪値が増加するんですね。
「なんだ、みんな引っかかってるじゃないか!」と思うかも知れませんが、このままではみんな揃って生活習慣病まっしぐらです。周りに流されず、しっかり中性脂肪対策しましょう。
ちなみに、中性脂肪の数値に男女差があるのは、女性ホルモンのエストロゲンが中性脂肪の上昇を抑える力を持っているので、女性の中性脂肪が低い傾向にあるんです。
ただ、女性は40歳頃から女性ホルモンが減り、中性脂肪を処理する力が落ちて数値が上がってしまいます。
いずれにせよ、40代は男女ともに中性脂肪や生活習慣病対策を頑張りたいたい年齢と言えるんですね。
ここまでの話をまとめると、中性脂肪が高くても努力である程度下げれる事がわかりましたね。
40代男性なら4割の人が中性脂肪が高い時代、しっかりコントロールした人なら元気な50代、60代を過ごす事ができます。
向こう20年の人生を賭けて、食事や運動、サプリメントなど必要な対策をしっかり行いましょう。